学校と会社の選び方:アメリカと日本の違い

Hello Eugene です、

今日は日本人とアメリカ人が学校を選ぶ時の違いについて書きます。(特に中学、高校、大学)

まずは日本人:

自分が入れるもっとも偏差値の高い順番から学校を選んでいきます。日本では学校の名前で世間に評価されるので多くの生徒はできるだけ偏差値の高い学校を目指します。例えば京都の高校の場合、洛南や洛星や堀川高校などが偏差値が高いので、成績が優秀な生徒は同じ学校を志望します。大学ですと京都ではダントツで京都大学に優秀な生徒が集中します。会社も大学の名前しか見ないので京都大学にさえ入ってしまえば当然のような高い評価をもらえます。

アメリカの場合:

「20:60:20」の法則をアメリカ社会は重んじます。「20:60:20」の法則とは、どのような組織(学校含む)でも、上位2割が優秀、真ん中の6割が普通、下位2割がよくないという法則を意味します。なのでアメリカ人が高校を選ぶ時は上位2割に自分がなれる高校を選びます。レベルの高い高校で真ん中より普通の高校で上位2割の方がいい大学に入れます。さらに、大学を選ぶ場合も自分が大学で上位2割に入れる大学を選びます。ハーバードやMITなどで真ん中の成績で卒業するより、ワンランク大学のレベルを下げて、上位2割の成績で卒業した方が会社から評価されますし就職もしやすいですし、大学院にもいきやすいです。そして会社選びも自分が上位2割になれる会社を選びます。GoogleやAppleなど超人気企業はこの法則を使って下位数%の社員を毎年自動的に解雇します。なので上位にいないとそもそも長くその会社にはいられません。このようにアメリカ社会は学校や大学や会社のレベルよりは自分が置かれてる環境で上位になれるかで評価されますので必然的に志望校や働きたい会社がバラバラになります。

アメリカに留学を考えてる方やアメリカで働いてみたい方へ参考になれば幸いです。