京都 子供英語|英語が嫌いになったらやめるべき?幼児期から始める大切さ

「うちの子は英語があまり好きではないようです。英語教室をやめさせた方がいいでしょうか?」

京都で子供向けの英語教育に携わっていると、保護者の方からこのような相談を受けることがあります。

もちろん、子供の気持ちを尊重することは大切です。しかし、私はそもそも幼い子供に対して「英語が好きか嫌いか」という質問をすること自体に、少し疑問を感じています。

なぜなら、英語は特別な習い事というより、これからの社会で必要になる基本的な能力の一つだからです。

英語は「走ること」と同じように考えてみる

例えば、子供に「走ることは好き?」と聞いたとします。

幼稚園の頃から公園で走ったり、ジャンプしたり、スキップしたり、遊具に登ったりしてきた子供は、自然と体の動かし方を身につけていきます。

その結果、小学校に入って体育の授業が始まっても、自信を持って参加しやすくなります。

反対に、幼少期に体を動かす機会が少なく、走ることに苦手意識を持ってしまった子供は、体育や鬼ごっこを避けるようになる場合があります。

これは英語にも当てはまると私は考えています。

英語が嫌いだからできないのではなく、できないから英語を嫌いになってしまう。

もちろん、すべての子供に当てはまるわけではありません。しかし、教育現場では、このような悪循環を感じることが少なくありません。

3〜4歳から英語を日常の一部にする

例えば、3〜4歳から英語の歌を聞いたり、英語で遊んだり、先生と簡単な会話をしたりする経験を積んできた子供を想像してください。

その子にとって英語は、特別に勉強するものではなく、日常生活の一部になっていきます。

そして小学校で英語の授業が始まったとき、知っている単語や表現が聞こえてきたり、自分が英語で答えられたりすると、大きな喜びを感じることがあります。

「英語がわかる!」「自分も話せる!」

このような小さな成功体験が、自信や学習意欲につながっていくのです。

科学的にも重要な「早期経験」と「成功体験」

第二言語習得の研究では、幼少期は言語の音や発音の違いを学ぶうえで重要な時期であることが知られています。

例えば、Kuhl(2004)の研究では、乳幼児の脳が周囲の言語環境に適応しながら、言語音を学習していく仕組みが説明されています。

また、Hartshorneら(2018)の大規模研究では、第二言語の文法学習能力は子供時代に高く、年齢とともに変化することが示されました。

ただし、これらの研究は「3〜4歳から始めれば必ず英語が得意になる」という意味ではありません。英語に触れる時間、内容、継続性、そして子供が安心して学べる環境も重要です。

さらに、心理学者バンデューラが提唱した「自己効力感」という考え方があります。

これは簡単に言えば、「自分にはできる」という感覚です。

英語を聞いて理解できた、先生の質問に答えられた、友達の前で話せた。このような成功体験の積み重ねは、子供が新しい課題に挑戦する自信を育てる助けになります。

英語が嫌いなのか、英語の先生が合わないのか

ここで一つ大切なことがあります。

それは、英語そのものが嫌いなのか、それとも先生や授業の進め方が合わないのかを区別することです。

子供にとって先生との相性は非常に重要です。

授業が難しすぎたり、間違えることを怖がったり、先生との信頼関係ができていなかったりすれば、英語教室に行きたくなくなることもあるでしょう。

その場合、英語教育そのものをやめるのではなく、学習環境を見直すという選択肢もあります。

英語を「好きにさせる」より「自然にできる」環境を

私が保護者の方に伝えたいのは、子供に無理やり英語を好きになってもらう必要はないということです。

大切なのは、幼い頃から英語を聞き、理解し、使う経験を自然に積み重ねることです。

公園で何度も走るうちに走り方が上達するように、英語も日常的に触れることで少しずつ身近なものになります。

日本では、小学校から高校まで英語を学ぶ機会があり、将来も英語が必要になる場面は少なくありません。

だからこそ、英語に苦手意識を持ってから克服するのではなく、できるだけ幼い頃から自然に親しめる環境をつくってあげたいと考えています。

京都で子供英語・幼児英語教育を行うAAAアカデミーでは、単語を暗記することだけでなく、英語を聞いて理解し、自分の言葉として使える力を大切にしています。

英語を好きになることを最初の目標にするのではなく、英語が自然にできるようになること。その先に、英語を使う楽しさや自信が生まれるのではないでしょうか。

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参考研究

• Kuhl, P. K. (2004). Early language acquisition: Cracking the speech code. Nature Reviews Neuroscience.
• Hartshorne, J. K., Tenenbaum, J. B., & Pinker, S. (2018). A critical period for second language acquisition: Evidence from 2/3 million English speakers. Cognition.
• Bandura, A. (1997). Self-Efficacy: The Exercise of Control. W. H. Freeman.