イギリスがEUを離脱するかの国民投票が今日6月23日に行われます。
イギリスがEUを離脱したい理由は様々あると思いますが、僕がおもしろいと思った点は“二重行政”の問題です。
二重行政は日本でも橋本徹さんが大阪市長だった時期よく流れた言葉です。
大阪市は大阪府の中にあるにもかかわらず、それぞれ独立した力をもっていて、意見が合わないと中々政策が進まないことを問題定義していました。
イギリスとEUも似た問題を抱えています。
イギリスはキャメロン首相率いる政府とエリザベス女王のロイヤルファミリーで構成された、ある意味“二重行政”が存在します。
そこにイギリスがEUに加盟した事によって、あらたなEU政府がイギリスの“二重行政”の上に作られ、“三重行政”になりました。
しかもEU政府の職員のほとんどがキャメロン首相よりも高い給料をもらっているそうです。
自分たちの国の未来を自分たちで決めれなくなることに誇り高いイギリス人は嫌気をさしたのだと思います。もちろん他にも色々理由があると思いますが大きな要因の一つに“三重行政”が入ると思います。
皮肉にも、自分の国の未来を自分で決めれないことに嫌気がさしたイギリス人達が300年ほど前にイギリスは出て作った国がアメリカでした。
個人的にはイギリスは今回EUに残留すると思いますが、もし離脱ことになればもう一度強い国を一から作ってほしいと思います。